アルバスで行われた写真展のDMの為の組版。活版職人、寺尾さん(故人)の最後の仕事。文選は僕が。崩さずに今もそのままに。気配をいつも感じる。 活版のルーツを辿って 博多で活版所を営なまれていた寺尾さんから技術を教わり、道具を引き継いで早いもので5年の月日が流れようとしています。活版は今でこそ見直されていますが、これまでの職人さんたちは、苦労の連続でした。素晴らしい技術があり、そして工芸的な美しいものを生み出すにもかかわらず、消費社会というものに組み込まれてしまったが為に、短納期・低賃金かつ、どこか蔑まれてしまうという(かつて活版が、刑務所の刑務作業であった事もあるかもしれません)、本当に悔しい思いをされてきました。
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By takuma
/ 4 1月 2015