昨秋にデザインした福岡県発行のLGBTガイドブックが早くも増刷(馬場道友さんのイラストもとても好評)。そして福岡市がLGBTのカップルをパートナーとして公的に認証する「パートナーシップ宣誓制度」を春から導入する事も発表(政令指定都市では2番目)。僕たちは過渡期だけども、それが学校教育の現場でも当たり前になって、救われる子どもたちのことを想う。それから。4年前のバレンタインにカムアウトしたエレン・ペイジ。彼女に呼応するように同じような気持ちの人たちと一緒に変えていけたら。ハッピー・バレンタイン。
「ここにいるのは、他人に対して優しくすることを心がけるだけで世界はもっと良くなるというシンプルな事実をモチベーションとしている方々だと思います。私たちの違いのために、お互いを攻撃するのではなく、5分間だけでも、お互いの美しさを理解すること。それは決して難しいことではないはずです。それがほんとうにいちばん簡単でより良い生きるための方法なのです。そして最終的にはそれが命を救うのです。
その反面、それは全く簡単なことではありません。最も難しいことです。他人を愛することは自分自身を愛し、自分自身を受け入れることから始まるからです。その苦しみと闘っていることを知っています。私はあなたがたの強さと支援に頼っています。今日ここにきたのは、私がゲイだからです。私でもきっと、他人をより希望に満ちた時間のために助けるための力になれると思ったから。いずれにしても、私にとって、個人的な義務と社会的責任を感じています。
多くの子供が暴力で苦しんでいます。あまりに多くのドロップアウトした人がいて、あまりに多くの虐待が起こり、あまりに多くのホームレスがいて、あまりに多くの自殺が起きています。あなたがたはそれを変えることができるのです、そして現在も変えています。私がほんとうに言いたいことは、この5分で言うことができました。私を奮起させてくれて、そして勇気を与えてくれてありがとう。そして私のような人々のために世界を変えてください。ハッピー・バレンタイン、愛しています。」
【2018.02.14】