いつもは立ち上げや基盤強化のデザインが多いのですが、終わりのデザイン(残して活かすのが最良ですが)は、いろんな示唆を与えてくれます。
一昨年、佐賀・江北町の『えいりんじ保育園』さんからデザインの相談がありました。伴走を続けながら、新園舎建設がはじまるその日まで、今の園舎をどう終わらせるかも思索を続けています。先日は町長や地域の人たちにお話をさせて頂きました。
今日は卒園児たちの旧園舎のスケッチ大会。いろんな視点(思い出)で園舎が描かれています。長田弘さんの印象的な詩があります。
「死ではなく その人が自分の中に残していった たしかな記憶をわたしは信じる」。
それは人だけではなく、自然や風景にも言えるのかなーと感じています。子どもたちに残る記憶が、温かなものになりますように。