By takuma
/ 7 6月 2015
書体デザイナーのヘルマン・ツァップさんが亡くなりました。いつも楽しく拝見しているドイツ在住の小林章さんのブログで知りました。まだデザイナーにもなっていなかった頃、欧文書体見本帳を見ながら何度もレタリングで書いたのが、ツァップさんの「Optima」という書体でした。佇まいが美しく、品があって、でも主張(余分なストレス)がなくて、時代を感じさせなくて、他のどの書体とも似てなくて。はじめて見て「わあ、きれいだなあ」と思わず言葉を漏らしたときからもう随分と経ちますが、その感動は色褪せることなく、たくさん書体を知った今では、より一層の特別で透明な空気をまとっています。
Read more