諏訪神社の種字

諏訪神社(多くは長崎歴史文化博物館で展示されています)に大切に保管されている本木昌造などによって作られたと言われる、日本初の鋳造活字の父型ともいえる木製の「種字(たねじ)」。柘植(つげ)の木を原料に種字彫刻師によって彫られています。この種字が、現在の印刷・出版文化の源流となり多くの書物が印刷されることとなります。3,293本もの種字が現在も残っています。

この種字がより確かなものになるように、そして長崎のまちに活かしていく様に、現在文化財への申請が行われています。長崎市から、長崎県、そして国へと調査が移り文化庁の方々が視察に訪れました。こちらで、経過を報告していきたいと思います。