IMG_4599

まるで光の粒のようにミモザが色づきはじめていました。少し心が軽やかになります。きっと子どもたちにとっても、後藤さんはそんな存在だったのだと思います。

ずっと心がざわつき、動揺し、ゆっくりとfacebookを見ることもできませんでした。震災の時と同じように次々と更新される情報に揺さぶられ、それでも、無事を小さく祈り続けました。道半ばで倒れた御霊が安らかな眠りにつくことができるよう、心から祈りを捧げます。またご家族の方には心からのお悔やみを申し上げます。戦争と貧困から、子どもたちの命を救いたいと寄り添い続けた後藤さんはこんなことも。

「何もできないのか何もやろうとしないのか?日本のアートやデザイン界の力ってこんなものだったのかなあ…。何かやっていても伝わってこないというのはやっていることにインパクトがないということ。ずっと考えている。アートやデザインが子どもたちとどう関わりあえるのかを」

アーティストやデザイナーではない後藤さんの切実な意思が強く胸を打ちます。そのメッセージを受け取り、後藤さんが少しでも安心できるよう、自分にできることを行っていかねばなりません。