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7月18日から久留米市の『石橋美術館』で、額縁や表装にスポットを当てた「ちょっと気になる 絵のまわり」という展覧会が開催されます。その広報物や会場サインなどのアートディレクションとデザインを行いました。青木繁の《海の幸》をはじめとした石橋美術館のおなじみの作品群や、長期休館に入っている東京、ブリヂストン美術館の作品(マティス、モネ、ルノワールなど)が展示されます。画集やHPなどで絵そのものは見ることができますが、額縁は載っていません。たしかに、ちょっと気になる…。ぜひ会場で確認していただけたらと思います。

石橋美術館に関わるようになって、たくさんの方から石橋文化センターの思い出を聞かせてもらうようになりました。穏やかで温かな気持ちになると同時に、久留米の人たちにとって本当に精神的支柱のような、かけがえない大切な場所なんだなあと感じています。長田弘さんの詩を綴った日記にも書いていますが、旧友に会いにいくような、過去の自分に会いに行くような、そして、まだ見ぬ自分に会いにいくような、ゆったりとした時間を過ごしていただけたら、とても嬉しく思います。


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コレクション展示
ちょっと気になる 絵のまわり
2015年7月18日(土) – 10月18日(日)
休館日:月曜日(7/20、9/21、10/12は開館

〒839-0862 福岡県久留米市野中町1015(石橋文化センター内)
TEL:0942-39-1131FAX:0942-39-3134

写真:左 アンリ・マティス《コリウール》 右 アンリ・マティス《画室の裸婦》
いずれも石橋財団位ブリヂストン美術館蔵