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週末、大野城市の『南ヶ丘保育園』の落成式が行われました。園舎の前の田んぼでは、ちょうど稲の収穫。地域の実りの日を皆で祝っているようでした。食に力を入れていることもあり、落成式後にはオーガニックマルシェ。熊本の松合食品(醤油、無添加味噌)、古野農場(無農薬野菜)、ミツル醤油(麹)など普段から園で使用されている食材を作られている方たちの直接販売も行われました。園内では、それらの食材を使用した玄米菜食の料理の振舞いも。地域に開くと同時に、子どもたちが感じる、さまざまな大人に包まれて過ごす深い愛情体験は、きっと成長しても支えてくれる力になると感じました。

四角から八角形までの多角形を組み合わせて構成した空間。それにより園舎の中にさまざまな子どもの居場所が生まれます。落成式には地域のたくさんの人が園舎を訪れました。血が一気に体内を駆け巡るように息吹が勢いよく吹き込まれ、園舎にどのような居場所が生まれるのかを垣間見ることもできました。設計は『設計機構ワークス』のお母さんたち。実生活や現場から生まれた隆々とした子どもの居場所のデザインは、今後、子どものやわらかで、しなやかなこころを育んでいくことでしょう。

ルーム名は惑星の名前になっています。宇宙や星(自然)を感じ取ろうとする感受性や想像力、空間認識力を育めればと、クラスの前に浮遊する球体のサインをデザインしました。愛着にもつながればと、子どもたちとワークショップ形式(モンテッソーリ教育で言う“おしごと”)で仕上げていきました。発達心理学に関してはまだ勉強中ですが、そういった事も今後デザインに少しづつ落とし込んでいければと思っています。サインの制作は『みやま保育園』と同じく『nishimokko』の西村さん。今回も素敵なものを作ってくださいました。ワークショップもご一緒できて、とても心強かったです。どこかプリミティブな作風は、いつも子どもたちに大人気です。

これから園の記録誌づくりが始まります。しっかりと園のアーカイブを把握して、発信につなげていければと思います。


園舎の前の田んぼでは収穫。しあわせな稲の香り。

園舎の前の田んぼでは収穫。しあわせな稲の香り。

地域のたくさんの人が訪れました。

地域のたくさんの人が訪れました。

我が子もきゃっきゃっと。

我が子もきゃっきゃっと。

ぷかぷか浮いてるね。

ぷかぷか浮いてるね。

10個の部屋にひとつづつ

10個の部屋にひとつづつ

子どもたちと作りました。

子どもたちと作りました。太陽系の話をして、みんなが今、立っている星の地面に彩りを与えてくださーいと。

今日いちばんのジャンプ。

今日いちばんのジャンプ。

水・金・地・火・木・土・天・冥・海、みんな集合!

水・金・地・火・木・土・天・冥・海、みんな集合!