子どものデザインで気をつけたいのは、(芸術を別にして)子どもを大人がつくった想像の中の住人にしないこと。遊びを自発的に見つけていく事が学びになり、玩具は子どもの遊びを広げる「道具」にもなる。
奥日田の1,000mほどの高さに建つ工房へ。木のおもちゃ職人であり、プレーワーカーとして、たくさんの子どもたちの隣人でもある折居さんに思い描いたデザインを託す。高い山がない地域の子どもたちの物なので、木(玩具)を見て、いつか日田の森も見に来てほしい。そんなことも。
下山後、日田の映画館『リベルテ』へ。原さんとコーヒーブレイク。僕が孤独に向き合えるのは原さんの存在が大きい。離れている事で、近くに感じる。そんな人は僕だけじゃないはず。リベルテを後にして以前連れてきてもらった三隈川をひとり歩く。今日も、たおやか。日常の細部のズレを元に戻す、そんな場所のひとつに。
【2018.01.23】