ド・ロ神父と石版印刷

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深い愛情と“自分たちの暮らしは一緒に自分たちで作っていこう”と、素晴しいフロンティア精神をもって、貧しく厳しい土地であった外海地方の産業・社会福祉・土木・建築・医療・教育文化の発展に身を捧げたフランス人宣教師マルコ・マリ・ド・ロ神父。1868年(慶応4)、ド・ロ神父は28歳で宣教師として来日し、長崎の大浦天主堂に石版印刷所を設けます。そこで最初に印刷したのが、教会暦(祝日表)、「天主降世千八百六十八年歳次戊辰膽礼記」。潜伏キリシタンが伝えていた「バスチャンの日繰り」という教会暦と同じポルトガル語のキリシタン用語を多く用いる配慮がされています。ちなみに
これが日本最初の石版印刷による印刷物とされています。大浦天主堂横の資料館で閲覧することができます。



INFO
大浦天主堂
住 所:〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5−3
電 話:095-823-2628
時 間:8:00-18:00
休館日:年中無休
料 金:大人300円、中高生250円、小学生200円
HP:http://www1.bbiq.jp/oourahp/index.html

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