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 印刷月間である9月に、ひと月に渡り開催してきた『長崎活版巡礼祭|ジロ・デ・カッパン』、無事終了しました(会計、アンケート集計、報告書はまだですが…)。ご協力下さった皆様、足を運んで下さった皆様、本当にありがとうございました。地域活性化とかそういうのではないのですが、枯れかけた活字(活版)文化の源流を再び流れをよくするように力を注いだ期間だったかと思います。長崎の方はもとより、県外からの来崎された方も多く、また多数メディアにも取り上げて頂き、手応えを感じております。

 ここ数年、行政にアドボカシーを続けてきましたが、重要性は理解して頂けるものの、なかなか進みませんでした。それで、本当にまちの人たちが望むようにと、本木昌造の没後140年、キリスト教徒の信徒発見150年とふたつの源流が交わる節目の年にお祭り(祀り)を企画しました。たくさんの人と一緒に活版のルーツ(地域資源)を巡り、活版文化を支えてきた先人たちに思いを馳せ、そして功績を讃えることができました。今を生きる僕たちは今の活版をいっしょに楽しむことができました。そして、活版を未来につなげていくことを一緒に考えることもできました。あるべき場所にあり続けること。それはやはり、さまざまな関わりを生んでいくことかと思います。長崎の活版にまつわる点と点とをつないだ今年の巡礼祭。その生まれた面に、来年は皆で色を塗れればと思います。そして繰り返し色を重ねていくことで、深みある活版のある風景になっていけばと願います。

巡礼祭の様子は#nagasakikappanもしくは、FACEBOOKで。

I really ‘Enjjoy Printing’ workshop today! Thank you! @davidartatwood #nagasakikappan

yuriko miyazakiさん(@danielyurico)が投稿した写真 –