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今年開館60周年、別館も開館20周年を迎える『石橋美術館』。今月23日から「コレクション展示 石橋美術館 古美術の世界」、春には「特別展 ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」、そして夏には「特別展 石橋美術館物語 1956年久留米からはじまる。」が開催されます。その今年最初の展覧会、「石橋美術館 古美術の世界」のアートディレクションを行っています。とても良い展覧会だったとお褒めの言葉をたくさんの方々から頂いた(そして石橋美術館が久留米・筑後の人たちにとってどれほど拠り所になっているか感じた)、前回の「ちょっと気になる絵のまわり展」同様、今回も学芸員さんたちと一緒に展覧会を作っていっています。

近代洋画の印象が強い石橋美術館ですが、「世の人々の楽しみと幸福の為に」と父・正二郎の意思を継いだ石橋幹一郎さんが日本や中国の書画、陶磁器などの工芸品を展示する為に作ったのが「別館」です。1996年に開館し「古美術の世界」の楽しんでもらうために小規模ながら様々な展覧会を行ってきました。今回はそのこれまでの数々の展示を再編集というかたちで振り返りながら(個人的にも近頃は、人やまちの記録やアーカイブがキーワードです)、国宝の因陀羅や、雪舟をはじめとした数々の古美術を一堂に介して観ることができる展覧会です。古美術?うーん…と言う方も、すごーくわかりやすく、たまにクスっと親しみを感じ、観終わった後には「古美術」のことが好きに、そして詳しくなっているような展覧会になるかと思います。また、青木繁《海の幸》、坂本繁二郎《放牧三馬》、藤島武二《天平の面影》など石橋美術館お馴染みの作品も観ることができますよ。

両A面のようなチラシ

両A面のようなチラシ

「エアラス」という新しい紙を。紙が持つ「崇高さ」、「緻密な美しさ」、「肌合い」、「白さ」、「発色」などの特徴は、その通りに。

「エアラス」という新しい紙を。白く、美しく、肌触りよく。

チケットは賑やかに6種類準備。

チケットは賑やかに6種類準備。




コレクション展示
石橋美術館 古美術の世界
2016年1月23日(土) – 3月21日(月・休)
休館日:月曜日(3月21日は開館)

〒839-0862 福岡県久留米市野中町1015(石橋文化センター内)
TEL:0942-39-1131FAX:0942-39-3134