三日月湖へ

事故にあって二ヶ月。寝てばかりだったので、随分と体力が落ちている。でも、体重は増えているという…。なので、ひとりのポタリングは少しだけ、厳しく。地図で林道を探していたら、そう遠くない場所に「三日月湖(みかづきのうみ)」と言う、何ともすてきな響きを持つ湖(ダム湖)があったので、さっそく。峠とは言えないまでも、急な斜面を踏ん張りながら、しばらくペダルを漕いだ。見渡せば遮るものはなく、山々の輪郭だけがしっかりと目に入ってきて、なかなかの高地に辿り着いていることがわかった。

深緑の湖面。程よいアップダウン。道に覆いかぶさる木立のトンネル。とても快適なコースだった。この新鮮な気持ちを、この躍動できる歓びを、ふたたび享受できることを、こころから感謝したい。社会人になって、最も働き、最も休んでいる2012年。いよいよ7月。少しづつペースをあげていく。



篠栗へ。

森林浴を兼ねて、篠栗まで。雨上がりということもあり、緑が眩しく、山全体が霧に覆われており、神々しさが増して、荘厳さと得も言えぬ爽快感が身を包んだ。

さすがに自転車ではお遍路にはならないだろうが、篠栗霊場/篠栗四国八十八ヶ所をいくつか巡る。さまざまな状態や症状にあわせて祈願するお寺があり、「あ、ここは◯◯さんの」、「あ、ここは◯◯さんの」と、祈りを繰り返した。今度はゆっくり歩いてみたいと思う。