6月のナラ

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梅雨ということもあり、福岡は何ともすっきりしない物憂げな空が続いています。自転車に乗って遠くまでともいかず、傘をさして近くの図書館まで資料を探しに散歩がてら。その道すがら絵に描いた様な雨の日の風景に出会いました。カタツムリは随分と数が少なくなってしまっていて。嬉しくなってしばらく眺め続けました。その日以降、そのカタツムリの事が気になってしまって何度かその道を通るように。そのカタツムリは別の友人にも会わせてくれました。6月には6月の楽しみがありますね。 つづきを読む

珈琲美美

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福岡の人たちに留まらず全国の珈琲好きな人たちから愛され続けている、自家焙煎珈琲の『珈琲美美』さん。その珈琲袋(紙袋)のデザインをしました。尊敬してやまないマスターの森光さんといろいろと話ながら(と言いつつもいつも雑談ばかり)、これまでの手描きと版画はそのままに、袋の色だけを変えて、気を衒わずに、ずっと使い続けれているようなものにしました。これまでも美美さんの珈琲袋は側面がオーダーシートになっていたのですが、海外から来られる方が増えたことから、英語表記も加えました。また世界的に見ても希少なネルドリップの文化も伝えるべく、ネルドリップでの美味しい珈琲の淹れ方も合わせて。 つづきを読む

新しい里親・里子支援 リフレッシュキャンプサポーター募集

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デザイナーとして関わっている『子どもの村福岡』。来月1日に国際NGOの『SOS子どもの村インターナショナル』加盟に向けて(今年12月には東北/仙台にも開村)、法人名称が『SOS子どもの村JAPAN』に変わります。組織が変わることに伴い、目まぐるしいほどの急ピッチで様々な業務が進められています。広報、デザイン関係でもプロジェクトが複数進行中です。『行政とデザイン』というプロジェクトを始められた九大の田北さん、『こどものカタチ』の遠藤さん達と頻繁に行うミーティングでは限られた時間の中で、掘り下げて掘り下げて、小さな小さな言葉ひとつひとつにも細心の注意を払いながら、より相応しいと思えるコミュニケーションデザインを目指しています。家族と暮らせない子ども達と、その危機にある子ども達のためのこの活動の社会的な影響とその責任を改めて強く感じています。 つづきを読む

身をゆだねて

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今回の東北行は、前回よりも早めのフライトだったので、余裕を持って自宅を出て空港で珈琲を飲んだりして、のんびりしていました。そしてそろそろと、手荷物検査に行くと、うっかりターミナルを勘違いしていて思いっきりダッシュをすることに。搭乗口に着き、何とか間に合ったと思っていたら今後は仙台空港が霧の為、山形空港か福岡空港に引き返す可能性がありますと伝えられ、でも乗らない訳にはいかず祈る様な気持ちで改札口を通りました。 つづきを読む

漁師と海猫

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今回は岩手陸前高田の隣町、宮城気仙沼に宿をとりました。薄明かりの夜明け前、気仙沼の港を歩きました。生け垣に植えられた花を探しました。沿岸部に咲く花は、内陸部に咲くそれと違って、海とつながっていることを以前、耳にしました。その季節ごとに咲き出す花で、採れる魚がわかる花暦の役割もあるそうです。多くの漁師さんが船を失くしたことも聞きました。花を植えるという行為は、また再び漁に出るぞという漁師さんの強い意志の表れでもあると。 つづきを読む