新しい里親・里子支援 リフレッシュキャンプサポーター募集

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デザイナーとして関わっている『子どもの村福岡』。来月1日に国際NGOの『SOS子どもの村インターナショナル』加盟に向けて(今年12月には東北/仙台にも開村)、法人名称が『SOS子どもの村JAPAN』に変わります。組織が変わることに伴い、目まぐるしいほどの急ピッチで様々な業務が進められています。広報、デザイン関係でもプロジェクトが複数進行中です。『行政とデザイン』というプロジェクトを始められた九大の田北さん、『こどものカタチ』の遠藤さん達と頻繁に行うミーティングでは限られた時間の中で、掘り下げて掘り下げて、小さな小さな言葉ひとつひとつにも細心の注意を払いながら、より相応しいと思えるコミュニケーションデザインを目指しています。家族と暮らせない子ども達と、その危機にある子ども達のためのこの活動の社会的な影響とその責任を改めて強く感じています。

さて、そんな中、今年もいよいよ里親・里子支援リフレッシュキャンプの季節が近づいてきました。里親リフレッシュキャンプとは、日々子どもと真正面から向き合う里親さんには、束の間の休息と里親仲間との交流を。里子さんたちには、心から安心して他者とつながり、そして主体性を尊重して思いっきり遊ぶプログラムをと、里親・里子の為に同時に行う新しい里親・里子支援のかたちです。自分も過去に参加しましたが、直接、その子どもたちと関わることで、子どもとデザインを考える大きなターニングポイントになりました。振り返れば今もあの時の子ども達の声や表情に留まらず、その日の光や風まで鮮明に思い出すことができます。それほど大きな経験だったのだと思います(一緒に全力で遊んだこともあり、しばらく筋肉痛が続きましたが…)。昨年は30名以上のボランティアの方々が集まりました。今年は里親家庭が増えることもあり、ボランティアが80名必要になりました。す、すごいことになりそうです。そのキャンプに参加するには、里親家庭で暮らす子ども達に関する一定の理解が必要となります。ですので、先立ち事前研修(セミナー)が設けられています。第一回目は来週の6月22日(日)に予定されています。子どもに関心のある方、関わりのある方はもちろんの事、学生さんも大歓迎です。興味を持たれた方はぜひ。

また、スケジュールが難しかったり、距離的に難しくてキャンプには参加できないけど、その里親・里子支援リフレッシュキャンプに興味にはあるよという方へ。このリフレッシュキャンプを成功させるためには本当に多くの人たちのサポートを必要としています。その為の関わりのひとつの方法として先日からクラウドファンディング「家族と暮らせない子どもたちのために。リフレッシュキャンプを応援してください」がはじまりました。家族と暮らせない子ども達に関する様々な情報も掲載しています。じっくりとお時間のあるときに目を通して頂き、応援して下さいましたら本当に嬉しく思います。



写真はとあるお店の店頭に貼ってあったステッカー。まったく知らない場所だったので、びっくりしました。ですが、こうして福岡のまちに自然にとけ込んでいるのを拝見してとても嬉しくなりました。組織変更に伴いヴィジュアルデザインも少し変わりますが、これを機会に社会的養護に関心を持つ方が少しでも増えて下さったらと願っています。