ホームレスの仕事をつくり、自立を応援する雑誌「THE BIG ISSUE」が明日（9.11）創刊１０周年を迎えます。本当にすばらしいことです。おめでとうございます！福岡では、天神交差点福ビル前や西鉄グランドホテル前で販売されています（販売価格300円のうち、160円が販売者さんの収入となります）。毎号、とても読みやすく、デザインも洗練されていて、また何かを煽るわけでもなく、絶妙な読者との距離感で社会的なさまざまな問題やそれらに向き合う人たちが紹介されています。創刊10周年号のインタビューは、ディック・ブルーナさん。「アイディアは自転車に乗って。路上では、いつも新しい冒険が、誰かに語られるのを待っている」と、見出しから始まる、とてもすてきなお話でした。
ミッフィーで知られるブルーナさんですが、貧困で苦しんでいる子どもや、身体の不自由な子ども、そして移民の子どもたちなどたくさんの社会的なデザインを行っていることでも知られています。最近、ソーシャルデザインと言う言葉が溢れていますが、そもそもデザインは社会的なもの。と、言うことを教えてくれたのはブルーナさんでした。自分もこれまで、虐待や貧困、身体の不自由な子どもたちなど、さまざまなデザインを行ってきましたが、久しぶりにブルーナさんの言葉を聞いてとても勇気をもらい、これまで以上に社会に技能を捧げたいと強く思いました。もちろん、そのアイディアは自転車に乗って。
