秋が深まるにつれ、何処かソワソワとしていました。
それは桜を待つ心境に似ているかもしれません。
旅鳥である渡り鳥たちが越冬の為に福岡にやってきます。
きっと、年中移動することのない留鳥たちも、ソワソワしているかもなんて思ったりします。
留鳥の中ではやっぱりダイサギが優雅だと思いますが、自分はアオサギが好きです。
いつも思慮深げにひとりで、頭部にある青いラインはまるで寝癖のようで、
そして獲物を狙う姿もどこか失敗しような気配が漂っていて、
でも翼を広げると本当に美しいのです。
旅鳥である渡り鳥の多くはシベリアやアラスカで繁殖をします。
過酷な環境を越えてきたと思うとそれだけで、胸を打つものがります。
そしてまた帰るため、飛来のエネルギー(貝類や小動物など)を干潟などで穫っています。
つかの間の安息。しっかりと栄養を補給してほしいと思います。