書籍ナガサキリンネ2

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書籍ナガサキリンネ2の店舗での販売が始まっています。福岡でも少しづつ販売店が増える予定です。手にとっていただけますとうれしいです。オンラインではList:さんで購入できます。

ナガサキリンネというものがいわゆるイベントではなく、「自分たちの暮らしを作るのは自分である」ということを伝えること、つくり手ひとりひとりの日々の暮らしに密接につながっているものとして伝えていくために、本をつくることはとても重要でした。ほとばしる情熱や初々しさに溢れた1号とうってかわり、2号ではより深くより丁寧にナガサキリンネがどこに向かうのか少し示せたかなと感じています。今回もアートディレクションは、古賀正裕デザインのこがくん、イラストはcariocaのなつこさん、編集はゆりこさん、監修はList:のまついさんと1号と同じメンバーでデザインしています。「故郷を想う」のページではうーぱんベーカリーのみよさん、COCTEAUのあびるさん、特別寄稿に設計機構ワークス(5/5日は子どものイベントがありますよ!)のさかぐちさん。お三方の追憶に情景が思い浮かびとてもあたたかな気持ちになりました。ご協力本当にありがとうございました。

ナガサキリンネのスタッフにはさまざまな工芸職人がいます。ナガサキリンネの準備の際の話。展示品の搬入搬出で一緒にバンに乗り、後部座席から六音窯まつおさんとよしださんの陶芸家同士の会話に興味深く耳を傾けていました。人の手から生まれたものが人の手の中で使われるまでのあいだの話。普段自分が耳するそれと異なり、なんだかものづくりのたましいのようなものを感じました。ものを生み出すとき、もっと真摯に有らねばと感じました。リンネを通してたくさんのことを学んでいます。お二人は明日(29日〜5/5日)から開催される有田陶器市に出展されます。ぜひ。僕も足を運ぼうと思っています。

そして、デザインチームもナガサキリンネが終わってからすぐに福岡でプロジェクトがはじまりました。近々お伝えできると思います。この仲間と一緒に仕事をすること。それはもう少し先の未来に思い浮かべていたことでしたが、こうして今、ともに働けていることが不思議に感じると同時に、たまらなくうれしいです。