東北の手仕事展

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『手の間』さんで『東北の手仕事展』が行われています。僕らも盛岡でお世話になった東北の手仕事品などを扱う『shop+space ひめくり』さんや『ホルツ』さんの協力で、東北各地の手仕事作品が展示販売されています。南部鉄器や漆器をはじめ、陶磁器、ガラス、木工、染め物など九州とはまた違った大らかさと端正さがある東北の工芸を身近に感じる事ができる素敵な展示でした。6月2日までです。目移りするものばかりでしたので、お早めに。写真は花巻の忍び駒。縁結びや子孫繁栄を馬頭観音に祈願して、藁で作った馬を供え、願いが叶ったらこっそり持ち帰り、色布や鈴等を飾り御礼参りをするそうです。オシラサマや曲がり家など岩手は馬と人との関係が本当に近いですね。


東北の手仕事展

出品作家:
teco LLC(木工など)、田村 一(陶磁器)、民芸イタヤ工房(イタヤ細工)、星耕硝子(ガラス)、田代 淳(漆器)、クラムボン(珈琲豆)、紙町銅版画工房(銅版画)、中村工房(ホームスパン)、柴田 恵(編み組)、プラム工房(木工)、橋本 勲(木工)、高橋 大益(南部鉄器)、しゃおしゃん(お茶)、小田中 耕一(型染め)、大沼 道行(陶磁器)、関口 憲孝(陶磁器)、山本実紀(靴下)、高橋昌子(陶磁器)、安比塗漆器工房(漆器)、小笠原鋳造所(南部鉄器)、ひめくり(手ぬぐいなど)、てくり(盛岡のミニコミ誌など)、Holz(家シリーズなど)※順不同

期間:2013年5月21日(火)~6月2日(日)
会場:手の間 11:00~18:00
〒810-0042 福岡市中央区赤坂2丁目3ー32 赤坂MOKUZO2階 TEL 092-761-0395

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南部鉄器でできた南部風鈴。貝殻のモチーフ。短冊には同じく岩手の成島和紙を。あの盛岡のさやけき風と奥ゆかしい音色が思い出されます。

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盛岡のふだんを綴る本『てくり』。今でこそ地域の冊子は増えたものの『てくり』を初めて読んだ時の感動は今も鮮明に覚えています。バックナンバーを購入できるとても貴重な機会です(売り上げの一部は震災復興支援機関へ寄付)。お隣は『ひめくり』さんのポストカード。ひめくりさんの前を流れる中津川にはまちの中心だというのに、冬には白鳥が過ごすそうです。秋には鮭の遡上。季節ごと訪れたいものです。