福岡市では子どもたちの放課後を利用して、子どもたちが“やってみたい”と思う事を存分に体験する『わいわい広場』を実施しています。そのパンフレットのプランニングとデザインを以前ロゴなどをデザインした『PLAY FUKUOKA』さんと恊働で行いました。
今、さまざまな理由で“遊べない”子ども達が増えています。昨年の福岡県の健全育成に関する意識調査では、「生きているのがイヤになる」という感じと答えた小学生が24%いました。24%も。う、嘘でしょ。と思いつつも他にもいくつかデータがあがっていて数字で見せられると自分たちが子どもの頃よりも随分と子どもの遊びが減少していることを実感せざるを得ませんでした。遊びの減少で身体的な面でも、病気ではないけれど、健康でもない子どもたちも増えているそうです。子どもは本来、遊びを通して、想像力、発想力、観察力、集中力、持続力、コミュニケーション力など、さまざまな生きていく力が育まれて行きます。子どもを取り巻くさまざまな状況は仕方がないとはいえ(とも言えないのだけども)、受け身の刺激だけでは心身は豊かに育たないことを感じます。
自分(子ども達)たちで決めたことに、自分たちの考えた方法で遊ぶ。それが遊びの本質かと思います。遊びは子どもが成長するための大切な営みと捉え「わいわい広場」ではたくさんの遊びが行われています。そんな“やってみたい”という子どもたちの遊び心を引き出すのは、地域のさまざまな大人たち(子どもを真ん中に地域コミュニティが育まれているのもいいなあ、と)。実施や安全管理を行う教諭や保育士など有資格者による「わいわい先生」。そのわいわい先生をサポートしながら、シンプルな遊びも伝える地域の方々による「補助員」。保護者などによる「見守りサポーター」。さまざまな遊びの支援を行う「プレイワーカー」などが関わって運営されています。「わいわい広場」に参加した子ども達の保護者のアンケートによると、目に見えて子どもの心身に健やかな変化が現れているそうです。市はそのような事もあり、現在福岡市内の74校区で実施中の「わいわい広場」を今後市内全校区で開設することを目指しています。まだ、お子さんの校区で実施されていませんでしたら、ぜひ、福岡市こども未来局 放課後こども育成課(@わいわい広場)にお問い合わせを。