帰福

ただいまです。東北から帰ってきました。震災支援や震災孤児の現状など言葉では何となくわかっていても距離や温度差を感じていたので、直に感じたり、話を伺うことができて良かったです。また、震災後の社会や未来とのかかわりかたにおいて、市民ひとりひとりの志や力をとても感じました。

たくさん見て、聞いて、歩きました。さまざまな人と出逢いました。ひとりひとりが、借り物ではない自分の言葉を持った語り部でした。民間伝承の力強さと美しさ、たおやかさを感じ、「つたえる」、「つたえていく」ということのさまざまな示唆も与えて頂き、大きな経験となりました。思っていた通り、くらしや地域などのデザインに於いて、民俗学の援用はこれからますます必要とされていくことを肌で感じました。これからの日々のデザインに活かしていければと思います。

写真は盛岡市を流れる中津川。中心部だというのに、ウェーダーを着たおじいさんが、鮎釣りをしていました。春にはさまざまな花が咲き、秋には鮭が遡上し、冬には白鳥が舞い降りるそうです。美しい景色でした。季節毎、訪れたいものです。