観光と職人さんと。

病院のテレビでふいにフィレンツェの映像が流し出された。懐かしい街並に嬉しくなる。今年の秋にフィレンツェで長期、アパートを借りる予定にしていた。旅すると生活するとでは似て異なるだろうから。すこし郊外へ赴き、トスカーナ暮らしも。料理好きの妻は市場や路地裏の食料品専門店で買った食材をキッチンで調理することを何より楽しみにしていた。僕はそれにあったワインを探すことを。それから。歴史ある文化芸術、観光と、職人さんたちが共存する街の在り方は、これからのナガサキリンネのヒントにもなると思っていたので、探ってみたいと思っていた。個人的には活版職人、ティツィアーノ・ブロージさんといろいろと話せればと。

時期尚早。イタリア語をもっと勉強してきなさいということでもあるのだろう。僕のつたないイタリア語に付き合ってくれたビオショップのおばさんにも会うのも楽しみだ。