活版巡礼はつづく

11月に長崎県西海市で開催される、横瀬浦開港450周年記念事業企画展の概要が固まりつつあります。天正遣欧少年使節やルイス・フロイスに関連する資料を始め、バテレン迫害の時代の潜伏キリシタンの資料等も展示されます。秀吉が「バテレン追放令」を発したのが、私がアトリエを構えている筑前箱崎だったいうのも、何とも不思議なつながりを感じています。それで、天正遣欧少年使節がヨーロッパから持ち帰った、大きなグーテンベルク式活版機(レプリカ)も展示することになりました。展示だけではなく触れて欲しいと思うので、活版発祥の地、南島原市に直し(確認)に行くことになりました。久しぶりの加津佐。とても美しい場所なので、ランドナーで行くことにしました。旅の準備をしていると、クラシックカメラ、活字、輪行用のパーツと、どれも気難しいものですが、気持ちが通じ合ったときは代え難い喜びがあるものばかり。つくづく、人に近い物が好きなんだなあと思います。ではでは、行ってきます。